まこぱるぴ

幼児との生活あれこれ https://twitter.com/mktysd192

乳幼児期の子育てを振り返る〜子供1人に必要な大人の数は本来3人〜

ふと昔の乳幼児期の子育てのことを思い出したので書き綴ります

 

ミルク、おむつ替え、沐浴、予防接種、夜泣き、離乳食、トイレトレーニング、イヤイヤ期…

 

どれも大変でしたが、個人的に一番大変だったのが「抱っこ」

 

抱き癖の存在は随分前に否定されて、最近はよく「抱っこしましょう」「抱っこしてあげましょう」「愛情表現です」と盛んに言われてますが、それも流石に限度があるよなぁ…と…(実話)

 

子供が2歳の頃だったか、家でも外でも抱っこ抱っこになっていて、せっかく外に連れて行っても全然運動にならないんですよ…(私にとっては運動になりましたが…)

 

おまけに「いつもの公園はイヤ」「もっと違うところがいい」と言い出して、日々自宅からの出先への移動距離が延びる延びる…

 

愛情を確認したくて甘えているんだろうな、と思って応じてましたが二駅分の移動距離ともなると流石に限界

 

子供の体重は何kgだったか、確か産まれたときの3倍くらいになっていたので、これが結構な重さ(約10kg)

 

途中降ろして「一緒に○○(目先の近い場所)まで歩こう」と言っても頑なに応じないもんだから本当に苦労しました…

 

ついに強烈な首の肉離れを起こしてしまい病院で麻酔2本と薬を処方してもらいましたが、妻は妻で仕事があるのに気軽に「じゃあ病院行ってくるからよろしくね」ともできず(結果的には妻に子供を預けてタクシーで病院に行きましたが)片方が倒れるとこんなに様々なことが困難になるのかと…まさに天を仰ぎました…

 

片方が倒れる→子供のお世話をする人がいない→家事が止まる→子供のお世話が優先されるので家事は後回し→後回しにしても片付くわけではないので家事が溜まる→パンク

 

特に乳幼児期は子供1人に対して必要な大人の数は3人ですね(①働く人②家事育児する人③休む人)

 

実家に頼ろうにも距離があって、しかも私の母は「ガキはキライだ」と言って机バンバン叩くヤベー人なのでこの時点でほぼ詰みの状況(父は子育てに参加してこなかった人なので更に詰み)

 

ベビーシッターを雇うのは(金銭面の問題もありますが)コロナ禍もあって控えてました

 

今思い返してみても、あの頃にできたベストな選択は「適度に手抜き」するより他に無い気がするんですよねぇ…

 

泣いているから手を止めて今すぐ対応しようとか、○○したいみたいだから出来るだけ応じようとか、そういうことを繰り返すといずれ心身に異常をきたします

 

「自分の健康は自分で守る、セルフメディケーションの時代」なんて言われてますが(単に国が社会保障費減らしたいだけで勝手に国民に責任押し付けてるだけのいつもの自己責任論だろと思いますが)でも、実際自分の健康は自分で守らなければならないのが現実だと痛感しました

 

保育園でなく幼稚園に入れる場合は最短でも産まれてから丸々3年間、朝昼夜問わず全ての相手をすることになるため、4月の幼稚園入園までに限っても子育ては過酷な上に長期戦です(女性の場合ここに妊娠・つわり・検査・出産・産後・授乳が追加されるわけですから、パートナーや周囲からの物心両面での手厚いサポートが無ければ子育ては困難を極めます)

 

とはいえ、みんな変に怖がって控えたり選択を先延ばしにするよりも、好きな人を見つけて結婚して子供を授かる方が個人にとっても全体にとっても「最大多数の最大幸福」に近いのかな、と掛け値なしに思ったりします

 

理屈抜きに愛おしいというのもありますし「何のために生きてるか」というのがこうもハッキリしていると精神面で強い支えになります

 

また、これは非常に俗で品の無い表現になりますが、どこまで行っても、どんなに哲学的に振る舞っても所詮人間は動物、ホモ・サピエンスで多少血統が良いだけのお猿さんです

 

事実眠れなかったり食に事欠けばイライラしますし、子孫を残したいというのは本能的な欲求なので、難しく考えずに決めてコマを進めるのが、人生という片道切符のいわば後悔の少ない使い方ではないでしょうか

 

(未来の御父様・御母様、普段ふざけたブログを書いている私ですが、本当に心から真摯に応援しています)