面白すぎるビジネス書「会議でスマートに見せる100の方法」
数年前に読んだ明らかなジョーク本なんですが、国内外を問わず意外とあるあるなことなのかな、と思うところがあるビジネス書「会議でスマートに見せる100の方法」
無駄なのに何故か廃止されることなく続けられる全体会議、ただの儀式的な報告会と化して本質的なことを見失っている定例会、至極当然のことを言っているだけなのにスマートに見える言動や形骸化した資料の数々…
実社会で日々苦労している人であればあるほどクスっと来る内容でかなり秀逸
Twitterを中心に日本の大企業のことを「JTC(Japanese Traditional Company)」などと揶揄する言葉が散見されますが、国や文化が違えどやはり所詮はどこも人間社会で、やっていることにさほど差異は無いのかなと感じました
例
・正しい疑問かを問う(疑問そのものが正しいかどうかを問うことほどスマートに見せる言動は無い「そもそも正しい疑問とは何か」を誰かから問われたら『今私が感じているのがそれよ』と答える)
・我々にリソースは限られていると言う(リソースが限られていることなど誰が言うまでもなく明らかなことなのに誰かがこの発言をすると途端にその人がスマートに見える)
・この情報をまとめてほしい→より詳細な情報がほしい→この情報は既に古いものなので新しいものに差し替えてほしい
(実務に何らプラスにならない中身ゼロの上役のコメント)
などなど…
基本ジョーク本ですが意外と実務でも使えそうなテクニックもあったり無かったり…
会社内のみならず会社外でのコミュニケーションについても(ジョークベースで)書かれている本なので疲れた社会人にオススメの1冊です