まこぱるぴ

幼児との生活あれこれ https://twitter.com/mktysd192

親が受験のダークサイドに堕ちないために

子供と自宅でワークブックやドリルの類をしている私ですが、小学校受験(いわゆるお受験)や中学受験は特に考えていません(今の段階では進路に関する本人の意志も何も無いので)

 

もとよりコロナ禍の暇潰しのつもりではじめたので、1日2〜3ページでもしていればいいかなくらいに思っていたんですが、はじめてみると意外なほど子供に意欲がある

 

私としては「友達と外で遊んでほしいな」と思うんですが、どうにもシャイな性格で今は友達と遊ぶより家でワークブックをする方が好きなんだとか

 

元々自分の古い初期の記憶がワークブックで親にシバかれていた記憶(感動の実話(マジ))なので、今でもどちらかといえばドリルの類で幼少期の貴重な時間を消費するのは反対の立場なんです

 

まぁでも本人に意欲があってその道に何らかの才能があるなら、それを無理なく伸ばしてあげるのも親の役目かな、と

 

しかしそれにしても、やれ指定された色を塗りなさいだのやれお手本と同じ絵を描きなさいだのという問題を見るにつけ思い抱くのは「これは子供から創造性を奪うのでは?」という率直な感想…

 

再現するだけならコピー・アンド・ペーストで済む時代に「これはナンセンスだな」と思うんですよ

 

もちろんそんなパソコンやスマホみたいにできない仕事は今もありますし、ある種の注意力のようなものを問うているのだろうなとも感じるんですが「幼児にそれをさせるか?」と、どうしても心の中で何か引っかかるんですよねぇ…

 

実際、常識的な真っ当な世界で生きるにはそうした力も必要だと思います

 

ただ常識的で真っ当な世界というのは一見まともそうであっても実態はかなり非常識で不健全なところがあるというのは、身の回りを見ても日々の報道を見ても皆さん何か思うところがあるのではないでしょうか

 

現に東大を卒業して電通という超エリート企業に就職した女性が過労で若くして自殺した事件が数年前にありました

 

もっとも、件の悲劇は恋愛関係の修復が上手くいかなかったことも一因として絡んでいるかもしれませんが、常識を信じて尋常ならざる勉強を重ね、大学入学後もミスをせず超一流とされる企業に就職した果てに仕事を苦に自殺されては親としてはたまりません

 

ワークブックやお受験の類は二の次三の次

 

あくまで健全な親子関係・家族関係のもと、多少の子供のミスや欠点には目をつむって本人を信じてあげるのが親の役目だと思うんです