まこぱるぴ

幼児との生活あれこれ https://twitter.com/mktysd192

皆が皆あたりまえのように習い事をしなくてもいいという話

子供って本当にかけがいのない存在で、でもその一方、いざ目の前で24時間365日相手をするとなると色々と手強い存在であるのもまた事実…

 

そんなこんなで将来への不安もあり、子供に何らかの習い事をさせて「子供の帰宅時間くらいに仕事が終われば…」的な考えもあると思います

(なんやかんや多少なりとも私にもそんな気持ちが正直あります)

 

…が、結構この発想って危ういものがあるんじゃないかなと思ったり

 

皆が注目する分かりやすい分野のものであればあるほど実際の競争率は高く、子供本人の意思や適性などの問題もあるため、後々の成果や費用対効果、もっと言えば人生全体を通じて本人にとって目に見えない資産になるかどうかを考えると殆どの人にとっては(やるべきかどうかで言えば)Noではないかと感じるんです

 

本来、十人十色どころか百人いれば百通りの個性や好みがあるわけで、であるにも関わらず「次の時代はこれだ!」と教育産業や広告代理店の無責任な宣伝のもと子供の適性や傾向を無視して暗に進路を決めてしまうのは危険…

 

…と偏屈アラサーおじさんは思います

 

その昔とある習い事の場にアルバイトとして関わっていた頃、車の絵(かなり精巧)を描いている子がいて、でもその子の親御さんは「受験に役立つことをしてほしい」と強く希望されるご家庭がありました

 

…いや、その子は多分というかきっと普通の会社員には向いていなくて、もっとクリエイティブで個性的な職業に向いているはず…

 

無理に受験(からのエリートコース)という道を歩ませなくても本人は生きていけるし、むしろ変に既定路線を歩ませるとそこでの齟齬が生じて結果的に本人が苦しむことにも…

 

…なんてことを感じました

 

アルバイトとはいえ仮にも仕事なので相応の「教育」的なことを施しはしましたが、残念ながら本人の反応は芳しくなく退屈そうに日々を過ごしていました

 

 

親子関係って文字通り超ドメスティックでプライバシーもある世界なため、この先の世の中でも中々メスが入れにくい分野…

 

せめて望むのは親が何かに気づき目の前の子供に花丸を付けられる存在であること

 

…自戒を込めてそう思う日々です