まこぱるぴ

幼児との生活あれこれ https://twitter.com/mktysd192

となりのトトロを大人になって改めて見た感想

となりのトトロって家族で見られる良いアニメの代表的な存在感がありますが、私が大人になって子供と一緒に改めて見て率直に感じたのは「サツキが普通に可哀想」ということ

人一倍どころか何倍も頑張ってメイの面倒も見ながら自分だけでなくお父さんお弁当まで作って学校にも行って、帰ってきたら夕飯の支度(しかも薪拾いから)

新しい学校で友達もできて忙しいながらも楽しく過ごせてると思ったらメイがワガママいって隣のおばあちゃんと一緒に学校に来ちゃうし、お母さんの病状は良くならないし、メイはワガママ重ねてくるし、挙句の果てに迷子にまでなって村人総出で探さなきゃならなくなるし、ストレスマッハで大人でも卒倒するレベル

児童労働問題を扱ったアニメかと見紛うほど

(でも昔は本当にこういう家も珍しくなかったんだろうな…)

お父さんも冷たいわけではなく温かみのある人なんだけれど、現実にサツキが抱えてる負担やストレスに理解があるかというとそうでもなく、隣のおばあちゃんもメイのワガママに付き合わず自宅敷地内に留めておくべきところを「メイと一緒にサツキが通う学校に行く」というサツキが一番困る選択を無自覚にチョイスしてきてこれだから田舎モンは…少しはサツキが子供らしく過ごせるよう図ってやれよと…

というか隣のおばあちゃんがメイのことをしっかり見ていればメイの失踪劇も無かったわけで、そういえばこの婆さん「たまに掃除には来ていた」とか言いながら自分が年寄りなのを理由にしているのか、草壁家に貸す家の2階の掃除を相当期間すっぽかしていたし、子供が押すだけで倒れかけるほど明らかに腐りきった柱を放置してるし、やっぱりこの婆さん色々…

最後はハッピーエンドな感じでエンディングでも「よかったよかった」的な終わり方をしていますが、じゃああの田んぼだか沼だかに落ちていた比較的新しい子供用サンダルは誰のだよという話にもなりますし、村の人たちも「なんだ婆さんの早とちりかぁ…」ではなく「えっ!じゃあ他に誰かが水路に落ちたのか?!ちょっといなくなってる子が他にいねぇか手分けして探してくれぇっ!」となるべきで、何だかもう違和感ありまくりのままスタッフロールへ…

 

 

…なんてことを子供が純粋な気持ちで見ている横では言いませんが、最後の方のメイ失踪からの話の流れは3歳児にはまだ分からない模様(子供は序盤の楽しい雰囲気が好きみたい)

 

 

…そう、子供はそれでええんや

 

 

こんなブログ書き綴る大人になったらアカンで…