昔よくあった売り込みの電話に母が毎回キレていた話
今は以前ほど電話での売り込みってさほど聞かないんですが、昔は結構あって母は毎度それに律儀にキレてたんですよね
「ウチは結構です!」
『それはお話を聞きたいということですね!』
「〇×△〇×□△!!!」
みたいなやり取りを真面目に毎日やっていればイライラもしてきますが、相手も人間です
「ごめんなさい、次(の電話帳のリスト)いきましょ!」とか「えっ!いやいや、それよりちょっと聞いてよ〜…ウチの○○がこないだねぇ〜…(自慢話)」とか、少しはユーモアを交えて断ればいいのに…
真面目も過ぎれば毒というものです
勝手に一方的な自慢話でも始めれば「ヤベー奴」と思われて変な売り込みの電話がかかってくる確率も少しは下がるかもしれないのに…
そういうアドバイスをしても母は「自分の人格や行動すべてが否定されてる」と捉えてしまうので、もうこちらとしてはできるだけ静かにするより他になし…
傍目八目
売り込み電話だけでなく基本全てに対してこの調子なので家の中が常時緊張状態
母の困った気質は生まれつきのものこそあれ、真面目さが求められた時代に育てられ必死に環境に適応しようと努力した結果だとも思います
しかし、この種の時代の洗脳を解くのは容易ではありません(たとえ専門家でも)
家の中が安心できる場でないと人は外の世界に
外の世界にも安心できる場がなければ「空想の世界」に救いを求めるもの
なぜカルトが流行るのか
薬物が蔓延するのか
それを必要とする人がいるのか
本来こうしたものにハマる人が必要としているのはカルトでも薬物でもなく、単純に安心できる場のはず
幸いカルトにも薬物にも無縁の世界で生きてきましたが、底板を一枚剥がせばそんな世界が顔を覗かせていたかも分かりません
男性も女性も
父も母も祖父も祖母も
会社員も経営者も公務員も
目先の結果や「ねばならない」という観念から距離を取ってお互い家でゆっくりゆったり楽しく過ごせれば、世の中は今よりもっと明るくなるのではないでしょうか